2022年度職員定期健康診断 年間予定表を掲載しました。詳しくは以下のページの「年間健診予定表(PDF)」をご確認ください。
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HaCCだより 第3号(2022年3月発行)
キャンパスライフ健康支援・相談センターの取り組み

キャンパスライフ健康支援・相談センターでは、新型コロナウイルス感染症について様々な取り組みを行っています。また、その他のVPD(Vaccine Preventable Diseases)、すなわち「ワクチンで防げる病気」についても、*NPO法人健康推進研究会と連携して取り組んでいます。
キャンパスライフ健康支援・相談センター 保健管理部門 長友 泉
*NPO法人健康推進研究会(SCCRE・エスキュール)…当センター内にあるNPO法人です。
新型コロナワクチンの追加(3回目)接種について
本学の学生及び本学キャンパス内で勤務している方が対象です。実施日時、予約方法等の詳細については以下のURLや学内通知をご覧ください。接種には自治体(市町村)から送付される「接種券」が必要です。
現在の流行の中心はオミクロン株ですが、追加(3回目)接種により、感染予防効果や重症化予防効果を高めることが出来ます。3回目接種後の副反応は、おおむね1・2回目と同様の症状であると報告されています。ご自身を守るために、また、家族など周囲の人を守るために、ぜひ前向きに接種を検討して下さい。
新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)などでお悩みの皆様へ

新型コロナウイルス感染症の大きな特徴は、感染性が消失し急性期の主な症状は回復したにも関わらず、“後遺症”と呼ばれるような多彩な症状が数ヶ月以上に渡って持続(あるいは反復)するケースがあることです。代表的な症状は、全身症状(倦怠感や筋肉痛など)、呼吸器症状(咳や息切れなど)、精神・神経症状(集中力低下や不眠など)、その他の症状(味覚・嗅覚障害、動悸、下痢など)です。そのメカニズムは不明な点が多く、これからの課題です。また、発症から時間が経つほど症状の発現率は低下するので、時間の経過とともにその大半は改善すると考えられますが、一部残った症状が更に長期の経過でどのように推移するかも今後の検討課題です。
当センターでは、これらの症状が持続していて、「医療機関を受診する方が良いのかな?その場合、どこに受診すれば良いのかな?」と考えている学生・職員に対しても、相談に応じています。また、その内容や程度によっては、医療機関への橋渡しを致します。気兼ねなくご連絡ください。

VPDについて

「ワクチンで予防できる病気」というと、一般的には子供の病気というイメージを持つかもしれませんが、免疫が十分でなければ大人でもかかってしまいます。子供の時に受けるべきワクチンを受けていない場合はもちろんですが、たとえ受けていても、時間経過とともに効果が低くなることがあります。一般的には、年齢やライフスタイルに応じて推奨されるワクチンが決まりますが、学生実習(医療機関や介護施設など)の際に接種が義務付けられるものもあります。これらの様々なVPDについては、適宜情報提供していきますが、質問などあれば当センターに随時ご相談ください。
「よくある質問」ランキング!

1位:相談・診察に費用はかかりますか?健康保険証は必要ですか?
2位:健診で、尿検査で陽性、血圧が高いと言われました。どうしたらいいですか?
3位:健診を受けた内容で相談したいことがあります。どうしたらいいですか?

Twitterやってます!
@hacc_osaka
新入生定期健康診断(終了)
本年度の新入生定期健康診断は終了しました。
よくある質問 | 問い合わせ | ● 学生定期健康診断はこちら

*学生健診は新型コロナウイルス感染予防を行いながら実施します。
*状況により、健診の中止、延期等、変更の可能性がありますので、必ず最新情報をホームページで確認してください。
*発熱や体調が悪い場合は登校、健診受検は控えてください。
*健診受検の際の服装など、注意事項についてはこちらのPDFをご覧ください。
健診項目と健診の流れ
健診項目: 内科検診・身長・体重・血圧・胸部レントゲン検査・尿検査

本ページを読みながらスクロールし、4月1日から始まるWeb調査票へのリンクボタンを確認してください。

本年度の新入生定期健康診断は終了しました。
問い合わせ先
「4月4日6日7日の健診実施中、保健管理部門各室は閉室しています。
急ぎの問い合わせは当センター庶務係(06-6850-6002)へお願いします。 また、在学生の学生健診期間中(4月5日から26日)は、電話での対応が困難なため 、メールで問い合わせてください。 なお、健診期間中の回答にはお時間がかかりますのでご了承ください。
※電話受付及びメール対応:10-12時、13-16時(平日のみ)で対応させていただきます。
よくある質問
学生定期健康診断 (10)
今年度の学生健診は4月に終了しています。健診の受検を希望される場合は、外部の医療機関にて受検いただくか選択肢の一つとして、当部門内にあるNPOにて有料健診を受検していただくかになります。
渡日が可能になりましたら、所属の部局担当者に今後について相談してください。
情報推進部にて再発行の手続きをしてください。再発行手続きについて詳しくはこちら。
職員身分でのログイン時は学生用の予約ボタン(緑色は表示されません。マイハンダイは必ず学生身分のIDでログインしてください。
ピーポールは学部の教務係などで配っています(春)。また各キャンパス保健管理部門にも置いています。(どのキャンパスでお取りいただいても構いません)
使い方は、こちら(ピーポール使い方)を確認してくださいまた、ピーポールの外袋にも使用方法が載っています。
当センター内にあるNPO法人SCCRE健康増進支援部門健康推進研究会で実施しています。有料の健診となりますので詳細については、NPO法人SCCRE健康増進支援部門健康推進研究会のホームページをご覧ください。
当センター内のNPO法人SCCRE健康増進部門健康増進研究会にて有料で受けることが可能です。詳細については、 NPO法人SCCRE健康増進部門健康増進研究会のホームページをご覧下さい。
相談支援 (8)
その他 (5)
大阪大学全学IT認証基盤サービスポータルサイトをご確認ください。
情報推進部にて再発行の手続きをしてください。再発行手続きについて詳しくはこちら。
当センター内にあるNPO法人SCCRE健康増進支援部門健康推進研究会で実施しています。有料の健診となりますので詳細については、NPO法人SCCRE健康増進支援部門健康推進研究会のホームページをご覧ください。
当センター内のNPO法人SCCRE健康増進部門健康増進研究会にて有料で受けることが可能です。詳細については、 NPO法人SCCRE健康増進部門健康増進研究会のホームページをご覧下さい。
診察 (4)
障がい (3)
予防接種 (1)
キャンパスライフ健康支援センターでは、就職内定前の健康診断、各種感染症の抗体検査、各種ワクチン(麻疹、風疹、肝炎ウイルス等)の接種等を受付けています(提供元:NPO法人SCCRE健康増進支援部門健康推進研究会)。詳細については、NPO法人SCCRE健康増進支援部門健康推進研究会のホームページをご覧下さい。
(リリース)抗肥満因子の血中濃度は生活習慣により変化することが明らかに
朝食抜き、毎日飲酒、喫煙などの生活習慣に要注意
研究成果のポイント
概要
大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センターの中西香織講師、瀧原圭子教授らの研究グループは、「朝食をあまり食べない」、「毎日飲酒する」、「喫煙習慣がある」などの生活習慣が抗肥満作用をもつ因子
として知られている線維芽細胞増殖因子(FGF)21 の血中濃度を変化させることを発見しました。
これまでFGF21 は、肥満・加齢などで血中濃度が上昇することは知られていましたが、生活習慣との関連については解明されていませんでした。
今回の研究では、血清FGF21 値と生活習慣の関連を調査し、朝食の摂取頻度、飲酒頻度、喫煙習慣などの生活習慣が血清FGF21 値を変化させることを明らかにしました。
本研究成果は、国際科学誌「Scientific Reports」に、11 月19 日(金)に公開されました。
詳細については、こちらのPDFファイルをご参照ください。
【用語解説】
*1 線維芽細胞増殖因子(FGF)21
FGF21 はFGF19 やFGF23 と共にホルモン様の作用を持つFGF19 サブファミリーに属しています。FGF21 は糖脂質代謝を改善するなどの抗肥満症効果を持つことから、2 型糖尿病やアルコー
ル性脂肪肝炎(NASH)などの肥満関連疾患の新しい治療戦略として期待されています。
(リリース)生活習慣病の発症確率を予測する AI を開発~府民向けアプリ「アスマイル」~
大阪府の健診等ビッグデータを活用
健康づくりを応援する府民向けアプリ「アスマイル」に 搭載
研究成果のポイント
概要
大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センターの土岐博特任教授・山本陵平准教授らの研究グループは、大阪府域の市町村国民健康保険被保険者の健診等ビッグデータ*2 を活用して、機械学習*3(AI)を行い、国保被保険者に対する 3 疾病の発症確率の予測モデルを構築しました。これまでは大規模な健診データ等が入手できないことで、精度・信頼性の高いAIを作成することはできず、都道府県レベルでの本格的な社会実装は難しい状態でした。3大生活習慣病である糖尿病・脂質異常症・高血圧は心筋梗塞や腎臓病などの重篤な病気の引き金になるので、これらの疾病の発症確率を事前に把握することで、個々の努力により発症を抑制することが可能です。生活習慣病は個人の日常生活が直接反映されるので、発症確率を知ることで日常生活を改善し、健康状態を保つことが期待できます。
詳細については、こちらのPDFファイルをご参照ください。
【用語解説】
*1 アスマイル
大阪府が開発したスマートフォンのアプリでは毎日の歩数や体重、血圧などが記録されます。国保加入者は健診結果も自動的に記録されます。毎日掲載される健康に関する記事も健康に対する留意点を教えてくれます。大阪府民に寄り添って、府民一人一人が自律的に健康を推進することを目的としたアプリです。
*2 健診等ビッグデータ
日本では 40 歳から74歳までの国民は特定健診を受診するように推奨されています。大阪府では大阪府国保連合会に国保被保険者の健診データやレセプトなどが集められており、個人情報が削除
されたビッグデータは病気発症の基礎データとなるし、その後どのように大きな病気にまで発展するかを知ることができます。
*3 機械学習
コンピュータが日常になった現在では、健診データなどが電子化されてビッグデータが蓄積されます。このようなビッグデータから意味のある情報を引き出す技術を機械学習と呼び、最近ではいく
つもの有能な機械学習の方法が開発されています。