冠動脈疾患スクリーニングマーカーとしてのアポリポ蛋白B-48濃度の多施設データによる検討

(1)研究期間

2020年6月から2025年3月

(2)研究代表者・所属・身分

研究責任者:大阪大学キャンパスライフ健康支援センター特任准教授 西田誠
研究代表者:りんくう総合医療センター 病院長 山下静也

(3)目的及び意義

狭心症心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化による病気には脂質異常症が関係しています。現在、この脂質異常症で上昇する血液測定項目であるアポB-48濃度が冠動脈疾患(冠動脈狭窄)との相関があることがわかっています。

このアポB-48濃度に関する検討は大阪大学保健センター、大阪大学循環器内科および神戸大学ですでに実施されました。今回この臨床データをとりまとめて統合解析を行い、冠動脈疾患マーカーとして、より有用であることを示します。

(4)研究対象者

先行研究である「アポリポ蛋白B48濃度測定用試薬の有用性に関する研究」(平成20年)(大阪大学保健センター、現キャンパスライフ健康支援センター)に登録された症例。

(5)研究対象項目

研究の対象に記載した先行研究から収集した下記のデータ

身長、体重、腹囲
既往歴、喫煙の有無、アルコール摂取習慣、現在の処方内容
血圧測定値
アポB48濃度
総コレステロール、TG, HDL-C、LDL-C、遊離コレステロール、リン脂質
ApoA1、ApoA2、ApoB、ApoC2、ApoC3、ApoE蛋白
AST、ALT、CRE、BUN、CRP
血糖、HbA1c、インスリン、Cペプチド

(6)研究実施場所

データの提供は、特定の関係者以外がアクセスできない状態で行います(個人情報が削除され匿名化したデータをCDで郵送)。匿名化の対応表は、キャンパスライフ健康支援センターの研究責任者が保管・管理します。

りんくう総合医療センター 病院長 山下静也

(7)問い合わせ先

本研究の詳細情報の提供を希望される方、あるいは本研究の研究対象からの除外を希望される方は、下記までご連絡下さい。

大阪大学キャンパスライフ健康支援センター特任准教授 西田誠
E-mail: mnishida [あっと]wellness.hss.osaka-u.ac.jp ※[あっと]は@に変えてください。