動脈硬化リスク因子の生理機能に関する研究

(1) 研究期間

2023年8月29日から2028年3月31

(2)研究代表者・所属・身分

奥平桂一郎・大阪医科薬科大学大学薬学部衛生化学研究室・教授

(3)目的及び意義

血漿リポタンパク質は、一般にLDL、VLDL などが動脈硬化促進的、HDL は抑制的に働くことが知られており、加齢や感染、健康状態等によりリポタンパク質の性質や組成は変化することが示唆されています。
しかし、その変化が生体に及ぼす影響についてはほとんど明らかにされていません。
動脈硬化の進展や予防に対して影響を及ぼすことが示唆されているが、未だ機能が明らかでないリポタンパク質中の脂質・タンパク質成分や結合因子(以下、動脈硬化リスク因子)に注目し、健康な人から採取した血液中におけるその量を調べます。

(4)研究対象者

2016年度に大阪大学保健センターもしくはキャンパスライフ健康支援・相談センター保健管理部門において実施された職員健診および学生健診の受診者

(5)研究対象項目

健診において実施された血液検査、尿検査、理学所見(身長、体重、血圧等)、生活習慣に関するアンケート等の全測定項目、血清中動脈硬化リスク因子濃度

(6)研究実施場所

研究で取得する試料・情報から、個人を特定できる情報を削除して加工し、削除情報等(対応表等)を作成します。その状態でキャンパスライフ健康支援・相談センター保健管理部門に保管されている血清を大阪医科薬科大学に送り、動脈硬化リスク因子の濃度を測定します。
加工された研究対象項目データは下記施設の研究分担者に提供され、統計解析が行われます。
大阪大学キャンパスライフ健康支援センター保健管理部門
大阪医科薬科大学大学薬学部衛生化学研究室

(7)問い合わせ先

本研究の詳細情報の提供を希望される方、あるいは本研究の研究対象からの除外を希望される方は、下記までご連絡下さい。

大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター/大阪大学大学院医学系研究科 精神医学教室 金山 大祐
E-mail: mhpoffice[at]hacc.osaka-u.ac.jp ※[at]は@に変えてください。