(1)研究課題名
慢性腎臓病の予測因子の同定
(2)研究期間
2016年6月〜2025年12月
(3)研究代表者・所属・身分
山本陵平・大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター・准教授
(4)目的および意義
現在日本では30万人を超える慢性透析患者が存在しており、透析関連医療費は総医療費33兆円のうち約4%に相当する1兆3000億円と推定されている。維持透析患者数は近年では毎年約1万人ずつ増加している事から、透析医療費は毎年450億円ずつ増加していると考えられており、高騰する医療費の一因である。慢性腎臓病の患者のQOL の向上のみならず、医療費抑制のためにも、慢性腎臓病のスクリーニング及び慢性腎臓病の進行を抑制する治療戦略の確立が急務である。本研究は、大阪大学職員の職員健診のデータを利用した、慢性腎臓病の発症・進行の予測因子の同定及び予測能の評価を目的とした後ろ向き的コホート研究である。血液検査、尿検査、生活習慣に関するアンケート結果と尿蛋白の出現やeGFR の低下等の慢性腎臓病関連因子との関連性を評価する事によって、一般住民における慢性腎臓病対策に関する重要な知見が得られると推測される。
(5)研究対象者
(6)研究対象項目
職員健診において実施された血液検査、尿検査、理学所見(身長、体重、血圧等)、生活習慣に関するアンケート等の全測定項目
(7)研究実施場所
大阪大学キャンパスライフ健康支援センター
大阪大学大学院医学系研究科身体制御健康医学
大阪大学大学院医学系研究科腎臓内科学
大阪大学大学院医学系研究科腎疾患臓器連関制御学寄附講座
大阪大学医学部附属病院血液浄化部
大阪大学医学部医学科
(8)問い合わせ先
本研究の詳細情報の提供を希望される方、あるいは本研究の研究対象からの除外を希望される方は、下記までご連絡下さい。
本研究の事務局
山本陵平・大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター保健管理部門・准教授
E-mail: yamamoto.ryohei.ras [ at ] osaka-u.ac.jp
※[at]は@に書き換えてください。