ワクチン反応性の予測因子の同定

　医療関係者には、個人防衛および集団防衛の観点から、B型肝炎、麻疹、風疹、ムンプス、水痘等のワクチン接種が推奨されています。しかしながら、ワクチン接種者の約1割において、これらのワクチンに対する反応が十分に得られません。本研究の目的は、大阪大学保健センターにおいてB型肝炎、麻疹、風疹、ムンプス、水痘ワクチンを接種した学生において、どの程度ワクチンに対する十分な反応が得られているかを評価し、 ワクチンに対する反応性が低い学生の特徴を、学生健診データを利用して明らかにすることです。本研究は特定の個人を識別することができないようにした上で解析を行うため、個人情報は保護されます。本研究は、キャンパスライフ健康支援センター保健管理部門（旧保健センター）で実施され、他機関への情報の提供はありません。

ワクチン接種前後の検査結果および大阪大学保健センターにおいて実施された学生健診で測定された身体測定、血液検査、尿検査、便検査、喀痰検査、胸部レントゲン、心電図、頚部超音波等の結果、問診の回答、所属等の情報

　2006〜2019年に大阪大学保健センターにおいてワクチン接種前検査を受けた医学部、歯学部、薬学部の学生

大阪大学キャパスライフ健康支援センター・センター長・守山敏樹

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