1. 研究の対象
2019年1月~2024年5月にアスマイルに参加した18歳以上の大阪府民
2. 研究目的・方法
大阪府では生活習慣の改善や生活習慣病の予防を目的として、「健活10」を推進しています。2019年に一般公開された健康アプリは「アスマイル」は、気軽に「健活10」を実践するツールとして開発されました。アスマイルでは、歩数、睡眠時間、朝食摂取等の日常的な生活習慣をアプリに記録し、健康的な生活習慣を維持できた参加者に抽選で電子マネー等の特典を付与することによって、健康的な生活習慣の維持と生活習慣病の予防を目指しています。
本研究は、2019年1月~2024年5月におけるアスマイル参加者約40万人が蓄積した既存情報を利用して、生活習慣病のリスク因子を同定し、特典の付与がそれらのリスク因子の改善に及ぼす影響を評価することによって、生活習慣病の予防に繋がるアスマイルの効果的な運用法を開発することを目的とする後ろ向きコホート研究です。本研究で得られる知見は、大阪府民の健康的な生活習慣の推進、生活習慣病の予防、さらには健康寿命の延伸に寄与すると考えられます。
研究期間:研究機関の長の実施許可日~2025年3月31日
3. 研究に用いる試料・情報の種類
本研究では、アスマイルデータベースに蓄積された下記の情報等を利用します。
会員情報(性別、生年月、郵便番号、市町村、会員状況等)、アスマイルに入力した健康情報(歩数、血圧、睡眠時間等)、アスマイルポイント抽選結果情報(当選結果、交換状況等)、アスマイルのアンケートへの回答情報(回答日時、回答内容等)、特定健診および特定保健指導情報(健診年月日、健診結果、特定保健指導の実施歴等)、医療費情報(診療年月別の保健診療実日数、医療費等)、後発医薬品差額通知情報(調剤年月別の医薬品名称、負担額等)
4. 外部への資料・情報の提供
本研究で利用する情報は、大阪府が管理するアスマイルデータベースから抽出された既存情報です。被保険者番号・氏名・住所等の個人情報を削除し、外部記録媒体に保存された匿名化情報が、大阪府から大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センターに提供されます。また、共同研究機関に提供されるデータは、大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センターに提供された仮名加工情報から解析のために加工されたデータです。
5. 研究組織
共同研究機関及び研究責任者
大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター 山本陵平
大阪大学大学院医学系研究科 山川みやえ
既存試料・情報の提供のみを行う機関
大阪府 吉村洋文
6. お問い合わせ先
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先
大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター保健管理部門 山本陵平
大阪府豊中市待兼山町1-17
TEL 06-6850-6015
研究代表者
大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター保健管理部門 山本陵平