新規鳥インフルエンザワクチンの治験に向けた鳥インフルエンザワクチン抗体保有率の疫学調査

研究の対象       

2010年1月~2024年6月に大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センターにて健康診断を受けた際に採血を実施され、検体保存に関して同意をいただいた方

研究目的・方法

近い将来、パンデミックを起こしうる感染症として鳥インフルエンザが挙げられており、その対策は世界的に急務と考えられています。大阪大学でも大阪大学ワクチン開発拠点 先端モダリティ・ドラッグデリバリーシステム研究センター(CAMaD)が中心となって同感染症に対する新規ワクチンの開発を進めています。今後、2026年を目処に新規ワクチンの治験の実施を予定していますが、その治験を実施する前の段階で、普通に生活している日本人がこれまで鳥インフルエンザウイルス感染症に不顕性に罹患しているのか否かの情報が必須と考えられます。そのため、私たちは大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センターにて保存されている血清の残検体を用いて、季節性インフルエンザウイルスおよび鳥インフルエンザウイルスに対する抗体の保有率を測定することを目的としています。

研究期間

研究機関の長の実施許可日~2029年3月31日

利用又は提供を開始する予定日

2025年1月

研究に用いる試料・情報の種類

情報:性別、年齢

試料:血液

外部への試料・情報の提供

保存されている血液から氏名等の特定の個人を識別することができる記述等を削り、代わりに新しく符号又は番号をつけて加工します。そうした血液検体は株式会社新日本科学社にて抗体の測定を行います。外部へのデータの提供は、特定の関係者以外がアクセスできない状態で行います。対応表は、大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センターで保管・管理します。

研究組織(利用する者の範囲)   

大阪大学大学院医学系研究科・医学部附属病院 産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ 西田 純幸(研究代表者)

大阪大学大学院医学系研究科 呼吸器・免疫内科学講座 辻本 考平

大阪大学大学院医学系研究科 呼吸器・免疫内科学講座 武藤 豊

「既存試料・情報の提供のみを行う機関」

大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター 長友 泉

お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。

ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。

また、試料・情報が当該研究に用いられることについてあなたもしくはあなたの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でもあなたに不利益が生じることはありません。

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:

大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター

相談窓口:長友 泉

連絡先:06-6879-8970