超高感度デジタルELISAを用いた精神疾患バイオマーカーの開発研究

(1)研究期間

2018年11月~2022年3月

(2)研究代表者・所属・身分

工藤 喬  大阪大学大学院医学系研究科精神健康医学・教授

(3)目的及び意義

血液中に存在する脳神経細胞由来エクソソーム(Neuron- derived exosome : NDE)を分取・精製する標準的な方法を確立し、そこからNDEに含まれる微量の精神疾患関連バイオマーカーを超高感度デジタルELISAシステムを用いて同定し、疾患の診断や重症度、治療の効果判定などに活用するための評価法を確立する

(4)研究対象者

下記のいずれかに該当される方
a)2013年12月以降に研究課題「脳脊髄液を用いた認知症診断マーカーの臨床的有用性の検討」の研究について説明を受け髄液の提供に同意された方
b)2013年12月以降に研究課題「認知症の関連遺伝子探索研究」の研究について説明を受け血液の提供に同意された方
c)2013年度以降に大阪大学の職員で、大阪大学キャンパスライフ健康支援センター(旧称:大阪大学保健センター)にて職場の健康診断を受けられた方

(5)研究対象項目

(4)a)及びb)に該当する方については、診断、治療内容、実施された血液検査、尿検査、画像検査所見、理学所見(身長、体重、血圧等)
(4)c)に該当する方については、職員健診において実施された血液検査、尿検査、理学所見(身長、体重、血圧等)、生活習慣に関するアンケート等の全測定項目

(6)研究実施場所

個人情報が削除され、連結可能匿名化された研究対象項目データが、下記施設の研究分担者に提供され、統計解析が行われる。

大阪大学キャンパスライフ健康支援センター
大阪大学大学院医学系研究科精神医学教室
量子科学技術研究開発機構
東京大学
東京都健康長寿医療センター
慶應義塾大学
国立長寿医療研究センター
順天堂大学
国立精神・神経医療研究センター
理化学研究所

(7)問い合わせ先

本研究の詳細情報の提供を希望される方、あるいは本研究の研究対象からの除外を希望される方は、下記までご連絡下さい。
<本研究の事務局>
金山大祐・大阪大学キャンパスライフ健康支援センター保健管理部門・講師
E-mail: mhpoffice[at]hacc.osaka-u.ac.jp  ※[at]は@に変えてください。