自覚的記憶障害者の精神症状の評価とBPSD予防法の検討

(1)研究期間

倫理審査委員会承認後~2021年3月31日

(2)研究代表者・所属・身分

工藤喬・大阪大学キャンパスライフ健康支援センター保健管理部門・教授

(3)目的及び意義

認知症では、物忘れのような認知障害とともに、行動・心理症状(BPSD:Behavioral and Psychological Symptom of Dementia)と呼ばれる症状がしばしば認められます。BPSDには、幻が見える、怒りっぽい、不安が強い、何もしないなどの症状が含まれます。BPSDは認知症の全ての患者に認めるわけではありませんが、一度出現すると治療に難渋することが多い症状です。本研究では、認知症の前段階であることも多い、軽度認知障害、あるいはさらに前段階の自覚的記憶障害者の精神症状を明らかにし、その対応法を検討し、BPSD予防マニュアルを作成することを目的としています。

(4)研究対象者

2017年度および2018年度に大阪大学キャンパスライフ健康支援センターにおいて実施されたもの忘れ検診の受検者

(5)研究に利用予定の資料・試料

もの忘れ検診結果

(6)個人情報の取り扱い

個人情報の保護、プライバシーの尊重に努力し最大限の注意を払います。得られたデータは個人が識別され得る情報を取り除き、どなたのものか分からないよう匿名化した上で解析します。その結果に意義があれば、学会や論文誌等で発表する予定です。

(7)研究対象者が識別される試料・情報の利用の停止

本研究への参加を希望されない対象者の方は、下記にご連絡下さい。本研究の対象から除外させて頂きます。

(8)問い合わせ先

この研究は、大阪大学キャンパスライフ健康支援センター倫理委員会の承認を受けて実施するものです。ご意見、ご質問などがございましたら、下記までお寄せください。

大阪大学キャンパスライフ健康支援センター
工藤喬
〒560-0043 豊中市待兼山町1番17号
TEL: 06-6850-6038
FAX: 06-6850-6040
E-mail: kudo[at]psy.med.osaka-u.ac.jp ※[at]は@に変えてください。