(1) 目的及び意義
負担のかかる血液検査の代わりに、汗や唾液の成分を採取して測定することで健康状態をチェックすることが将来的な目標である。この研究は、そのための基本的な知見を得ることを目的としている。
株式会社PITTANは、微量の汗に含まれる成分を分析し、その測定結果から皮膚の健康度を評価する方法を確立した。しかし、汗の成分の測定値が、全身の健康状態や血液検査の測定値とどのように関連しているのかは、発展途上の研究課題である。また、汗に加えて、唾液の成分を測定する新たな取り組みを行っている。
そこで今回、汗・唾液の採取と余剰血清の研究利用に同意して頂いた健診受検者のサンプルを使用して、血液と汗・唾液の測定値の関連、および、これら測定値と全身状態との関連を調査する共同研究を、大阪大学と株式会社PITTANで行うこととなった。
その成果によって、将来は「汗や唾液の成分で、皮膚や全身(肥満など)の健康度の評価や、未来の病気の予測が可能になる」かもしれず、痛みを伴わない新たな検査手段が開発される意義がある。
(2)研究代表者 / 所属 / 身分
長友 泉 / 大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター保健管理部門 / 教授
(3)研究対象者
2026年2月2日以降に、大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター保健管理部門において職員一般健診を受診した大阪大学職員。
*余剰血清の利用は文書により、汗・唾液の解析は口頭により、それぞれ同意が得られている。
*目標数に達した時点で募集は終了する。
(4)研究対象項目
職員健診において実施された血液検査、尿検査、理学所見、生活習慣に関する問診などの項目(健診のデータ)。
余剰血清および汗・唾液に含まれる、生理活性物質やビタミン・ミネラル・代謝物などの測定項目(研究のデータ)。
肌のトラブルなど、皮膚の健康度を調査するアンケート項目(研究のデータ)。
(5)研究実施場所
個人情報が削除され匿名化された試料が、外注の検査機関および株式会社PITTANにて測定される。そのデータの解析は、大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター保健管理部門および株式会社PITTANにて行われる。
(6)問い合わせ先
本研究の詳細情報の提供を希望される方、あるいは本研究の研究対象からの除外を希望される方は、下記までご連絡下さい。
<本研究の事務局> 大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター保健管理部門 担当 長友 泉(大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター保健管理部門 教授) E-mail: nagatomo.izumi.k23[あっと]osaka-u.ac.jp ※[あっと]は@に変えて下さい。
