長時間労働医師への面接指導

この面接指導は、長時間労働の医師の健康状態を確認し、必要に応じて就業上の措置を講ずることを目的として行われます。長時間にわたる過重な労働は、疲労の蓄積をもたらす重要な要因であり、脳・心臓疾患及び精神障害・自殺との疫学的な関連性があることが知られています。また、長時間労働や睡眠不足による過労状態での診療行為は、医療の質に影響を及ぼす可能性があるので、医師が良質の睡眠を確保するための諸条件の整備が、医療安全上重要です。

このような理由により、本制度が令和6年4月から開始させることになりました。

対象となるのは、1ヶ月の時間外・休日労働が100時間を超えてしまった、あるいは越える見込み(15日時点で60時間以上)の大阪大学医学部附属病院に勤務する医師です。面接指導実施医師の資格を有する大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センターの医師が、この面接指導を担当します。

面接指導における確認事項は下記のとおりです。
① 勤務の状況
② 睡眠の状況(事前にオンライン問診で回答をお願いします)
③ 疲労の蓄積の状況(事前にオンライン問診で回答をお願いします)
④ ②③以外の心身の状況

この面接指導は、Microsoft Teamsを利用した完全予約制オンラインシステムで実施します。本システムの利用方法は下記マニュアルをご覧下さい。予約サイトにアクセスできない等のトラブル時には、よくある質問をご覧下さい。

問い合わせ先

本システムの使い方に関する問い合わせ先
保健管理部門吹田分室(内線171-8970、ishichojikan@hacc.osaka-u.ac.jp

長時間労働医師への面接指導の制度に関する問い合わせ先
医学部附属病院総務課(内線5023、ibyou-anzen@ml.office.osaka-u.ac.jp